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2023.01.26 ニュース, アートフェア, 同時代ギャラリーGARAGE

「D-art,ART」大丸東京店 出展のお知らせ

皆様には日頃から格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

大丸松坂屋百貨店が新たに取組み、主催するアートフェア「D-art, ART」。

大丸東京店にて「同時代ギャラリーGARAGE」として出展いたします。
同時代ギャラリーGARAGEからは、石橋 志郎、西久松 友花、鈴木 結紀子、竹下 麻衣、4名の作家が出品いたします。
是非この機会にご高覧ください。

同時代ギャラリーGARAGE
会期 2023年2月16日(木)→21日(火)
会場 大丸東京店11階催事場

※最終日17時閉場
URL https://dmdepart.jp/d-artart/

<アーティスト>

石橋志郎

1981年 大阪府豊中市出身
2005年 京都市立芸術大学美術学部日本画専攻卒業
2007年 同大学大学院修士課程美術研究科絵画専攻修了

2022年 「Kyoto Art for Tomorrow 2022 -京都府新鋭選抜展–」 朝日新聞社賞
2021年 令和3年度京都市芸術新人賞
2021年 「京都日本画新展2021」 大賞
2014年 「第1回 続・京都 日本画新展」 優秀賞
2013年 「トーキョーワンダーウォール公募2013」 トーキョーワンダーウォール賞

石橋は大阪府豊中市生まれ。京都市立芸術大大学院を修了後、2011年から精力的に個展を開催している。
京都の若手・中堅日本画家の登竜門とされる「京都 日本画新展2021」の最高賞である大賞を受賞。
石橋のこだわりは、自分にしか日本画で表現できない「白」。大賞を受賞した「Tone」は、雪にも雲にも見えるようなシンプルで抽象的な作品だが、グレーの下地に、素材が異なる様々な「白」を200回以上塗り重ねた。選考委員から「確かな技術力があり、具象性の中に透明感がある」と評された。
日本画の「白」には、貝殻を砕いてできた胡粉(ごふん)や、天然の鉱物を砕いた岩絵の具、人工的な色ガラスを砕いた新岩絵の具などがある。胡粉でもハマグリやホタテなど様々な種類がある上に、貝殻の品質によっても色が変わってくる。さらに、塗った時と乾いた時では色が変わるため、一つ一つ試しながら制作を続けている。

 

 

▶︎西久松友花

1992  京都府生まれ
2011  京都市立銅駝美術工芸高等学校 日本画専攻 卒業
2016  京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻 卒業
2018  京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻陶磁器 修了

2018 京都花鳥館賞奨学金 最優秀賞
2021 国際工芸アワードとやま2020 入選(富山県美術館/富山) ほか多数

「土を素材に用いて自然物の形や祭具等の装飾を象形し、ベースの形は残したまま再構築する事で鑑賞者の潜在的な記憶の一部分に触れることを目的の一つとしている。」(西久松友花)
主に陶器の蓋物を制作している西久松友花。仏教的なモチーフを使いながら、尊いものを入れる入れ物として作品を作り上げている。不安定な時代の今に、尊いものとは何かを考えてみたい。

 

▷鈴木結紀子

1990 京都府京田辺市生まれ。
2014 京都市立芸術大学 美術科版画専攻 卒業
2016 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画専攻版画領域 修了

今から約10年前、京都の芸妓さん、舞妓さんが披露する「をどり」を見て、その華やかな風情に衝撃を受けました。以来、私は花街を題材に作品を作るようになりました。芸妓さん、舞妓さんの美しさの要素はたくさんあります。お引きずりの着物やだらりの帯、白塗りやおこぼなど…私はその中でも特に、髪型に女性美を感じています。舞妓さんの髪型には、江戸時代から続く日本髪の歴史が詰まっています。江戸時代の日本髪が身分や年齢といったルールに従って結い分けられたように現代の舞妓さんの髪型や髪飾りも、キャリアや季節、行事によって移ろいます。私は、長い歴史の中で守られてきた伝統の形を残すとともに、花街における女性美を表現したいという思いで版画を制作しています。
シルクスクリーンという技法の中で、手書きでポジを描きおこし、何版も刷り重ねる事で、花街の装いを形作る手仕事の重みに近づければと考えています。

 

▷竹下麻衣

1999 年 島根県生まれ
2022 年 嵯峨美術大学芸術学部造形学科 卒業
2022 年 嵯峨美術大学 大学院 嵯峨美術短期大学 第50 回制作展 同窓会賞
Idemitsu Art Award2022 グランプリ賞

「Idemitsu Art Award展 2022(旧シェル美術賞)」で、650名による860点の作品の中から竹下麻衣が『せんたくものかごのなかで踊る』でグランプリを受賞。
「私は日常の中で見つけたモチーフから線や面を抽出することをテーマとし、自分が意図していない面白さが画面に現れるといいなと日々考えながら制作しています。岩絵具を使っているのですが、その粗さもすごく粗いものからマットなものまでさまざまで、金箔も使っていろいろな質感を表現しています。この2、3年、コロナ禍でモチーフを探しに外に出ることができず、家にずっといる分、些細なところに目が行くようになったと思います。洗濯物や枯れていく花、ほかには寝たあとのシーツのシワとか。自分が手を加えていないところで生まれたり変化したものの面白さを描く、というコンセプトの基盤ができたと思います。」