展覧会情報

gruppo luce, la diciassettesima mostra
グルッポ・ルーチェ 第17回合同展

場所: | ギャラリー |
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会期: | 2025-11-03(月) ~ 2025-11-09(日) |
時間: | 12:00-19:00 最終日17:00まで |
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展覧会内容
gruppo luce
写真の成立要件は、光と暗箱と感光材料の3つですが、その中でも最も重要な
要素である光を意味するイタリア語「ルーチェ」をわたしたちのグループ名とし
ました。わたしたちにシャッターを押すその瞬間を教えてくれるのは、かすかな
気配を通じた光の合図にほかならないからです。グルッポ・ルーチェは、結成17
年のグループですが、定期的に作品をもちより、合評をともにしながら、
切磋琢磨を続けています。そして、年1回の合同展を、それぞれが自らの
コンセプトを構築し、活動を続けてゆくためのマイル・ストーンとして位置づけ、
継続的に取り組んでいきたいと考えています。
アーティスト詳細
■青木 隆幸 「もよう」
植物はどこにでも生えている。
私たちの身の回りの至るところで植物が見られます。
いつもしれっとそこにいる。
青木 隆幸(あおき・たかゆき)
和歌山県和歌山市生まれ
2008年 京都造形芸術大学 卒業
所属:日本写真芸術学会・ピンホール写真芸術学会会員
個展 2008年12月「RIVERSIDE」ぎゃらりー・きょうばて 奈良市
〃 2009年5月「RIVERSIDE」小野町デパート 和歌山市
グループ展 2024年9月「グルッポ・ルーチェ 合同展」同時代ギャラリー 京都市
役目を終え、時を刻むことがなくなった場所。
飛び散ったインキの跡、今も漂うインキの匂い。
鼻をつく独特の匂いは、時代を刻んだ残り香。
足を踏み入れよう、時代が堆積するその場所へ。
オカダミツヨ(おかだ・みつよ)
兵庫県生れ、伊丹市在住
2008年 京都造形芸術大学卒業
日本写真芸術学会会員
ピンホール写真芸術学会会員
個 展
2008年7月「太陽に一番近い場所」(東京/プンクトゥム)
2010年1月「雨の向こうへ」(大阪/フォトピア)
グループ展
2013年10月「視界 写真家6人展」(大阪/壹燈舎)
2015年5月 「写真家150人の一坪展」(大阪/キャノンギャラリー)
2019年12月「京都写真展」(京都/マロニエ)
2024年 9月「グルッポ・ルーチェ 合同展」(京都/同時代ギャラリー) 他
■かわたなおこ 「夕景」
どんな1日を過ごしても、ふと目にする夕景で、
いったん静かな世界へと誘われます。
かわたなおこ
2008年 京都造形芸術大学卒業
■熊谷 隆「秒針の余韻」
風景も時間も1秒もとどまることはなく、目の前を通り過ぎていく。
余韻だけを残して。
熊谷 隆(くまがい・たかし)
1977年生まれ
2008年 京都芸術大学通信教育部 写真コース卒業
グルッポ・ルーチェ合同展(2009年~京都同時代ギャラリー)
冬の引き出し展(2012年、大阪Port Gallery T)
サイロは、かつて何かを蓄えていた。今は空っぽだ。
しかし、その表面には、長い年月を吸い込んだ色と錆が残っている。
視線を移せば、港と都市の連なりが遠くに見える。
さらに振り返ると、暮らしの気配を感じる郊外の住宅地が広がる。
都市はいつも変化しながらも、どこかに過去を残している。
その断片を、その壁を、視覚の呼吸の中に留めていきたいと思う。
F・ゴーツ
壁の連作写真を追求し続け、新たな地への移住を経て、その探求はさらに深まっている。
1953 年、東京の街で生まれ、2006年に京都造形芸術大学を卒業。現在は吹田と横浜を
拠点に活動を展開し、会社員としての生活と並行して写真の世界を追求している。
主な個展:
2007 年「WALLS walls-0.0.1」ぎゃらりー・きょうばて(奈良市)
2008 年「WALLS walls-1.0.0」Roonee 247 photography(新宿区)
2009 年「galaksioj【epo】」京都工芸繊維大学 美術工芸資料館(京都市)
2010 年「Galaxies」 同時代ギャラリー(京都市)
■星野 倫 「Sunset, 2025 Osaka」
夕暮は大きな書物だ
すべてがそこに書いてある
始まることや
終ることや──
始まりも終わりもしない頁の中に
谷川俊太郎「夕暮」(部分)
星野 倫(ほしの・ひとし)
1955年、京都市生まれ。
2008年、京都造形芸術大学通信教育部写真コース卒業。
個展:「Portraits with Portraits」(2008年、同時代ギャラリー)
グループ展:大阪写真月間2018「写真家150人の一坪展」(2018年、オリンパスギャラリー大阪)他
■山本 高「UTUTU NO YUME – drawing -」
心を撃ち抜かれたモノをなぞる。
なぞることによって、なぞったモノで隔てられる。
身体的にも精神的にも距離がうまれる。
空間ができる。
ただ、その感傷に浸っている。
山本 高(やまもと・たかし)
2009年 京都造形芸術大学通信学部 卒業