Exhibition

展覧会情報

元橋寛展 〜Gradations〜

元橋寛

場所: ギャラリービス
会期: 2022-03-29(火) ~ 2022-04-03(日)
時間: 12:00-19:00(最終日は17:00まで)

展覧会内容

〜植物を主に、その他パン、布地などの水彩画や銅版画〜

私はモチーフを自然光で描きます。光に統一感があり陰影が綺麗だからです。
自然光はモチーフを大切に扱っているようにも思えます。
昔から有る版画や水彩画で描かれた植物画に魅かれ描いてきました。植物画は、写真が発達していない頃、図鑑として書かれたもので、植物の特徴を説明するかのように描かれています。
モチーフと向き合い、象徴的に描く作業に魅かれます。精密に写すのではなく、モチーフのいい特徴を強調して描きたい。花なら徐々に移り変わるグラデーションの表情を強調したいです。

▼描くこと – バランス
描く事は構図や色彩のバランスを考えることだと思います。モチーフそのままがいいのではなく、バランスが取れた構図は見易く色彩の表情は見方により様々。選択し、それを追って行くことが描くことだと思います。「これぞ」という適度な状態があり、私はそれを探しています。言葉にできない発声のようです。

▼描くこと – 画材の特性
筆、絵具の機能を上手く発揮させたいと思います。筆は先方だけに絵の具を含み筆全体で描くとグラデーションが出来る。グラデーションは筆の大きさで限界があるので、筆を相応のもので使い分ける。大きな面を継ぎ目なく筆を使うには体全体を軸にしてストロークを描く等。工夫したいと思います。

▼描くこと – 観る側との接点、共通の認識
描く者として絵画は人に観て頂きたい。私は観る側が共通認識を持てるモチーフが良いと、誰でも馴染みがあるような物を選びました。そしてバランスや色調等で表現をしたいと思います。

アーティスト詳細

元橋寛/Hiroshi MOTOHASHI
1962年京都生まれ。京都精華大学にて油画、テンペラ画、銅版画等を学ぶ。

<Exhibitions>
平安画廊(京都)、スペースR(芦屋)、神戸そごうプチギャラリー(神戸)、ギャラリー銀座(東京)、ガーデンミュージアム比叡(京都)、ギャラリーからころ(高槻)、ギャラリーセンティニアル(大阪)など現在まで個展多数。

<Activities>
大阪ヴォーグ学園・水彩画教室(大阪)、A&Cギャラリー・銅版画教室(大阪)、大東市生涯学習センター・銅版画教室(大東市)、安満サイトパーク・水彩画教室(高槻市)