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2020.07.12 展覧会アーカイブ

6/26 実施 即興創作・パフォーマンス

6/26(金)休業期間中のギャラリー空間を活用して、art duo 御目文字とAzurvert(アズールヴェール)の2組が即興創作・パフォーマンスを行いました。

art duo 御目文字がその場でつくりあげたアート空間の中で、音楽デュオ・Azurvert が「歴史、秘めた時間の力」を音で表現した楽曲を奏でるというもので、まだまだ続く自粛モードや新しい生活様式が広がる中、何か面白いことは出来ないかという想いで企画されました。

art duo 御目文字は、光の三原色をイメージし、赤や青、黄または金などの色彩の布や和紙を用いてギャラリーの壁、床、天井、窓を彩りました。

Azurvertの二部三構成の楽曲は、『Paris五月革命』をテーマとし、ヴァイオリンとギターが奏でる音に五月革命での実際のデモ隊の音声が重ねられ、時代や歴史の流れを感じさせるような重厚感のある響きとなりました。空間を自由に行き来するヴァイオリン奏者の、予想のつかない動きもとても印象的でした。
パフォーマンスのラストは「壁に消えていきたい」という奏者の希望を表現したものに。。

新型コロナウイルス対策として無観客での実施となりましたが、無観客というのがもったいない程の素晴らしい即興創作・パフォーマンスでした。今回撮影した動画も完成次第発信いたしますので、ぜひご覧くださいませ。
art duo 御目文字さま、Azurvertさま誠にありがとうございました!

 

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◆即興音楽&パフォーマンス
【Azurvert(アズールヴェール)】
ヴァイオリン南野梓とギター谷村武彦のコンテンポラリー音楽デュオ。
1995年からのパリ、サンジェルマン、ポンデザール他、ストリート演奏から結成。映画、ダンス、TVCM、などに楽曲を提供。
2012年より毎年7月シャンソンの祭典「パリ祭」の全国ツアーに参加。
2014年には、パリ祭全公演ツアー(NHKホール、小田原、名古屋、神戸、岡山、瀬戸出演)
パリの国立高等美術学校、白夜祭、アートギャラリー等で作家や空間の放つ創造にインスパイア、アートとの共鳴で演奏を展開している。
今年2月は、ギャルリー宮脇の螺旋階段で、アーティスト谷本光隆氏作品の為に作曲したコラージュ組曲を作品映像と共に発表。
アートパフォーマンスのエンターテイメントを繰り広げている。

 

ヴァイオリン:南野梓 / Azusa Minamino
名古屋市立菊里高校音楽科卒業。武蔵野音楽大学・同大学院卒業。芸術学修士。
バイオリンを伊藤美佐子,故多久興,各氏に師事。
在学中より、クラシックから民俗音楽からフリーミュージック等、東京、名古屋、京都などで活動。
修士論文「20世紀初頭に於ける日本人の音楽認識の構造」
*LP「失くしてしまった物語、燃やしてごらんに入れましょう」
パリ遊学後、フリー・バイオリニストとして活動。
美術、舞踏、演劇との共演、卓越したパワフルな即興演奏は変幻自在。

 

ギター:谷村武彦 / Takehiko Tnimura
名古屋大学法学部法律学科卒業。
13才よりギターを始める。同大学ギター・マンドリンクラブに所属。
1981年よりソロリサイタルを開催。数々の日本初演を含む現代音楽中心のプログラムで、クラシックギタリストとして活発に演奏活動を行う。
ギターを酒井康雄、芳志戸幹雄,各氏に師事。
その後、グレゴリア聖歌をジャン・メルオー氏に、インド音楽(シタール)をアミット・ロイ氏に学ぶ。
即興音楽などに取り組み、ジャンルを超えて活躍。
2010年から名古屋『パリ祭』に出演。

 

◆空間アート
【art duo 御目文字】