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2021.11.23 展覧会アーカイブ, ギャラリービス展示, Exhibitions

「中川渉展」

「中川渉展」
2021.11.23(tue)-11.28 (sun)
12:00-19:00(最終日17:00まで)
今週のギャラリービスでは、「中川渉展」を開催。
去年に引き続き、同時代ギャラリーでは2回目の個展開催です。
パネルに紙粘土を流し込み、そこに乾燥させた植物や鉄屑など、人が使わないもの・使わなくなったものを貼りつけて、その上にまたワックスを流す、という方法で制作された作品を展示。
人が使わないもの、使わなくなったものとは、例えばドライフラワーよりも長く乾燥させた植物や、鉄屑、使いすぎて使えなくなるほどぼろぼろになってしまった用具、長く日が経ちすぎて読めなくなった本など。
人に流れる時間、「モノ」に流れる時間、作品に流れる時間、その移り変わりを楽しむのだそう。
人も物も、素材も、そして作品も、時の流れとともに変わっていきます。それは劣化することもあれば、よくなるものも、普遍であることもあるかもしれません。
使わないもの・使われないものは中川さんが作品に充てることによってある意味生まれ変わるけれど、それは「作品」として完成されたわけではなく、それらが時間と共にどう変化していくのかを楽しむ。ある意味完成せず、常に作られ続けます。
形を変えながら、時を過ごしながら生き続ける作品たちです。
今回、中川さんの作品は、B1Fにございます「アンデパンダン」の個室でも展示されており、ご購入も可能です。
(24日水曜日はお休みです)
コーヒーでも飲みながら、ごゆるりと。併せてご高覧ください。
平面作品の展示。素材は、木製パネル、紙、布、紙粘土、乾燥植物、ワックス、鉄粉、拾い集めたもの、その他。
中川渉/Wataru NAKAGAWA
1955 富山県高岡市に生まれる
1976 新制作展出品(~2016)
1980 京都教育大学専攻科(美術・工芸)修了
1995現代日本美術展佳作賞
1996、1998、2000 個展 セルフ・ソウ・アートギャラリー(大阪)
2012、2014、2016、2017個展 アートライフみつはし(京都)
2019個展ギャラリー揺らぎ(京都)
2020個展同時代ギャラリー(京都)
B1Fアンデパンダンでの展示。
オンラインショップで展示作品を3点販売しています。
アンデパンダンをイメージして製作された3点です。
中川渉「見開き 鉛板」
中川 渉「見開き 4粒」
アンティークな雰囲気の作品たちが、ビスの白い空間に映えた展示でした。
来年も個展を開催いただきます。お楽しみに!