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2021.07.19 展覧会アーカイブ, コラージュプリュス展示

大月英雄 個展 今まで -軌跡と歩跡 In Re Trajectoriam-

【今週のコラージュプリュス】
「大月英雄 個展 今まで -軌跡と歩跡 In Re Trajectoriam-」
2021.7.19 (mon)-7.25(sun)
12:00-19:00 (最終日17:00まで)
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今週のコラージュプリュスでは、大月英雄氏による個展を開催している。
今回のテーマは、2018年からの今までの制作のあゆみ。
大月氏の作品と言えば黒を基調とした作品が多いが、今回の個展には、黒以外の色を使った作品も展示されている。
黒を基調とした大月氏の作品の数々は、「夜」を想起させる。
その日の天気や調子でいろいろな「夜」の見え方や感じ方があるように、大月氏が作品に使用している「黒色」は、ただ純粋な黒だけではなく、他の色を混ぜて濃淡をつけたり、様々な「黒」の表現を見ている私達に提示する。
副題の「In Re Trajectoriam」はラテン語が由来。「Trajectoriam」は「軌跡」の意味であり、「In Re」をつけることで冠詞、「再帰」、関係性など、様々な意味合いを持たせる。
制作のすべてに二面性があり、「再帰」を目指すことが、大月氏の作品に一貫したテーマでもあるのではないだろうか。
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大月英雄
Hideo Ohtsuki
 三重県出身。幼少期のほとんどをアメリカで過ごし、2007年に美大に入学。卒業後1年経った後、本格的な制作を始める。
 旅好きで、いつか世界中をスケッチブック片手に旅をしたいと夢見ている。
 工芸、デザイン、ファインアーツ、ライブパフォーマンスなどに興味を持っており、今後の展開としてこれらを視野に入れながら活動中。
 染色会社、雑誌のレイアウト規格の編集、大学関連職、通訳などを経て今に至る。現在も働きながら作家活動をしている。
ohtsuki.art117@gmail.com
飾られる「軌跡と歩跡」
黒だけではなく、水色を下地にした作品も。
<スタッフコメント>
作家さんの意図をどう自分の言葉で伝えるか。
主観と客観の使い分け・・・展示紹介の勉強になりました。
この週の展示は、3部屋とも嵯峨美術大学さんのOB・OGさんによる展示で、
たくさんの方に観に来ていただけました。
ありがとうございました!
同時代ギャラリー
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