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2015.11.17 展覧会アーカイブ, 同時代ギャラリー展示, 2015, Exhibitions

小野なな展「シリーズ地球表皮」

今週のギャラリー、『小野なな展「シリーズ地球表皮」』
会期:2015年11月17日(火)~11月29日(日)会期中無休
12:00~19:00(最終日は18:00まで)※小野さんは、会期中在廊予定

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今週ギャラリーでは、小野なな展「シリーズ地球表皮」を開催しています。

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小野さんは、主に和紙、墨、珈琲液、植物の画像をグラフィック加工したCGを素材に、作品を制作してきました。

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和紙の上に広がる墨や珈琲液のダイナミックな動きと、コラージュされたグラフィック画像が組合わさることで、迫力・躍動感のある画面が生まれます。

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1995年、立体「卵」の制作活動を開始したときからのテーマである環境問題に、警告メッセージを織り交ぜて作品を発表しています。

地球上に住み同じ赤い血を持ちながら、争いの自爆から逃れられない地上人類の三色の肌色を、漆黒の「墨」、黄茶「珈琲液」、象牙色「和紙」に置き換え、地 球全体にかかわる破壊と殺戮、やるせない気持ちを画面に封入させ、制作してまいりました。

今回もその延長線にかわりはありません。カラー部分は、放射能問 題も含め環境問題に大きくかかわる草木成長過程のモチーフなど、CGグラフィック処理です。
10年程前から取り組んでいる、「モンサントの風」などの種シリーズの作品は、遺伝子組み換え作物種のメーカーであるアメリカのMONSANTO(企業)における様々な問題をテーマとしたものです。
(小野ななHP)http://nanaono.main.jp/
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1995年から制作をはじめて20年目となる今年は、自身の回顧展として、和紙、墨、珈琲液、CGを用いた「地球表皮」シリーズの作品に加え、1990年代半ば頃から展開した、石粉粘土による「卵」をモチーフとした立体のシリーズ作品を数多く展示します。
強いメッセージが込められた迫力ある作品を、ぜひ会場でご覧下さい。

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