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2015.09.15 展覧会アーカイブ, 同時代ギャラリー展示, 2015, Exhibitions

EIJI Photo Exhibition 記憶の風景より

今週のギャラリー『EIJI Photo Exhibition 記憶の風景より』

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写真作家・榮爾(EIJI)による個展です。
2015年9月15日(火)~9月20日(日)※会期中、作家在廊しています。

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春夏秋冬それぞれの季節に、色々な事を体験して色々な思いが重なり、
私の命が季節と共に回って行く。
私は過ぎ去りし過去を思い浮かべて見ると、何とも謂えない気分を覚えて、色々な体験や経験した事が、その時々の風景と共に脳裡に浮かび上がって来る。そして可の様な風景そのままの処に行きたくなる。そこは今よりも、もっともっといい事がありそうに思えて来るのである。

Photographyのことを「写真」と訳語として日本では使っているのだが、本来の意味から云えば、「Photo」は光、「graphy」は描くという意味であり、「真を写す」のではなく「光で描く」という意味に捉えるのが、ごく自然である。
ここに展示している作品は、直径0.3mm位の孔(ピンホール)より差し込んで来た光によってフィルム上に描いた、つまり「光の絵」である。  (榮爾)
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ピンホールの技法を使った写真作品です。通りがかりにたまたま見つけた印象的な風景、桜や雪など季節によって変化する景色など、風景をテーマに撮影するシリーズは、4.5年程前から続けれています。

P1090232.jpg P1090242.jpg

小さな穴から入った光が写し出すのは、どこかおぼろげで、懐かしさも感じられる風景の数々。

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同じ画がいくつも連なっているように見えるのは、カメラにフィルムをセットして撮影しているので、フィルムの枚数分の区切れ目が出来てしまうからだそうです。会場には、実際に撮影で使用するカメラも展示されています。

今回、個展は約7年ぶりとのこと。ぜひご覧下さいませ。