今週のギャラリーは、『sinfonia10』です。

1906年（明治39年）に浅井忠が設立した歴史ある施設、関西美術院で知り合った３人、鳥居幸子、本田昇、児玉健二によるグループ展です。
毎年１回開催しており、今年で10回目の開催となります。

「sinfonia」とは、バッハが作曲した練習曲『三声のインヴェンション（シンフォニア）』からきています。曲で３つの音が絡み合うように、この展覧会では、３人それぞれが持つ絵画表現をみることができます。

筆のタッチや色使いなど、モチーフの描き方の違いに目を向けながら、ゆっくりご覧下さい。

ちなみに・・・この展覧会を同時代ギャラリーで開催することになったのは、ここ1928ビルの設計を行った建築家、武田五一が、関西美術院の設計をも手がけていたことにどこか縁を感じ、また展示室の広さも３人が展示するのには丁度良かったからだそうです。
関西美術院の詳細はこちらへ
＞＞http://www.kanbi.org/

作品発表の場としてだけでなく、作家と訪れる方との語らいの場にもなっています。
ぜひお立ち寄りくださいませ。

会期：2014年8月19日（火）～8月24日（日）
12：00～19：00（最終日は18：00まで）