今週から、陶芸作家、秋山はるかさんの個展を開催中。

今回展示するのは、椅子や襟、ベルト、本、紙くずなど、日常的なモチーフを手捻りによってやわらかに形作った作品たちです。

素材となる土は、土の塊そのままを用いるのではなく、薄くのばして何層にも重ね合わせたものを使用しています。そうすることで、表面を一部えぐった時に、パイ生地のような層があらわれてくるのだそうです。
作り込まれた内部空間を所々に見ることができます。

隙間やくぼんだ箇所にはガラス質の釉薬を溶かしている所も。
色味や貫入の具合もそれぞれ違いますが、きらきらと美しく光り、土のざらっとした質感にアクセントを加えています。

ぜひ会場で、お近くでご覧ください。

2014年7月29日（火）～8月3日（日）
12：00～19：00（最終日は18：00迄）