Blog

ブログ

2013.04.23 展覧会アーカイブ, Exhibitions, 2013

継 /전승 朴 善化・박 선화 展

会期:2013年4月23日(火)-4月28日(日)

只今、ギャラリー、コラージュ、2つのスペースでは
韓国高麗時代及び朝鮮時代の仏画模写制作を中心とした
朴 善化の作品展を開催しています。

DM画像.jpg
「継」(現代に受け継がれた文化)を視点として、
滋賀県守山で藍染めの伝統を継ぐ森芳範氏の協力のもと、これまでの染浴(染料液に紙を入れて染める浸し染める方法)加え、引き染め(刷毛で染料を塗っていく方法)による紺紙を使用した作品を展示してます。

DSC02114-1.jpg
「菩薩」15x10cm
和紙 美濃紙

糸を藍で染め上げ、その糸から藍色を抽出し
絵の具にしたもので刷毛染めした和紙。
その上に美しい金の菩薩が繊細に描かれています。

DSC02140-1.jpg
大方広仏華厳経巻第五十九(部分)
15.5x12cm 紫紙(美濃紙)

紫根で朱色に染め上げた和紙に描かれた作品。

DSC02092-1.jpg DSC02118.jpg
仏画以外にも高山・祭屋台金鳳台雲龍天井図の復元に
携わった際の制作過程において描かれた白描(左)と
墨をのせたもの(右)もご覧頂けます。

DSC02121.jpg
また、藍染め師の森さんによって美しい色に
染め上げられたスカーフ、クッションカバー、
のれんなども販売しております。

DSC02127.JPG DSC02129.JPG

DSC02131.JPG DSC02119.JPG
なんと鮮やかなうぐいす色も、もとは藍色から。。。
藍色に染めた後にある種の草木で染めると
化学反応を起こしてこのような美しい色に
染め上がるのだそうです。

染めの工程も映像にてご覧頂けます。
作家さんも毎日在廊されていますので、
是非、お気軽にお話しかけてみて下さい!