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2021.04.20 ギャラリービス, ギャラリービス展示

【犯行現場】栗田理沙

今週のギャラリービス展示

【犯行現場】栗田理沙

会期:2021年4月20日(火)〜4月25日(日)

時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)

 

 

 

 

性犯罪について考えたことはあるだろうか。

ニュースで報道される事件。ネットニュースの記事。学内のポスター。なぜかどれも非現実的に感じていた。

ところが、どれも事実であり現実である。画面や掲載物の向こうではなく、友人、恋人、家族に起こったらどう感じるだろうか。他人事ではない問題である。身近に潜むあってはならない恐ろしさだ。

また近年、社会的にも世界的にも、性の多様性が広く認知されつつある。けれども、このデリケートな問題に対して、まだまだ無神経な言葉や態度が多いと思う。

きっと、私たちには深くジェンダーバイアスが、無意識的に根付いているのだろう。性別やそこに苦悩する人達に対して、無自覚で心ない言動が絶えないのもそのせいだと思う。

しかし、デリケートな物だから、蓋をすればいいと私は思わない。だから私はシャッターを切った。

本作では、あってはならない被害や差別を受けた被害者を、犯行現場で今も生活をする様子として、自分の日常に置き換えて現した。

トラウマやフラッシュバックなど、日常に戻ることが困難な性被害。被害を受けても平然を装いながら生きていかねばならない。

「負けてたまるか」という思い。

それでも私は現実にカメラを向ける。傷つく人を一人でも減らしたい。今できることをしたい。

踏み出したい。誰もが自分らしく、好きなように生きることができる、そのための一歩を。

 

〈栗田理沙 / Kurita Risa〉

1999年 福井県鯖江市生まれ
2018年 福井県立丹南高等学校総合学科デザイン系列映像コース 卒業
2018年 成安造形大学情報デザイン領域写真コース 在学
2020年 成安造形大学写真サークル第2回グループ展「Sen」 京都

 

 

初めてとなる今回の個展では、「性犯罪」というテーマのもと自宅で撮影したセルフポートレート作品を発表します。センシティブなテーマですが、見過ごしてはならない強いメッセージが込められています。ぜひご高覧ください。

栗田さんは、今回の個展で得られた課題を次に繋げながら、これからもこのテーマに関する作品を制作し自身の思いを発信していきたいとのことです。

(栗田さんは毎日会場に在廊されます)