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2026.03.24 展覧会アーカイブ, 同時代ギャラリー展示, ギャラリービス展示, Exhibitions, 2026, 2026

DO・KO・I・KU・NO

場所: ギャラリー、ギャラリービス
会期: 2026-3-24(火) ~ 2026-3-29(日)
時間: 12:00-19:00
最終日17:00まで

https://www.dohjidai.com/gallery/exhibition/a2026-3-24/

<作品について>

DO・KO・I・KU・NO
霧に包まれた中
方舟のゆくえ
どこへ行く
しっかり見つめる
足元
身体が漂い
頭も
どこいくの?
誰かが待つところ
光がみえるところ

(詩 小沢智恵子)

ギャラリーの窓越しに作品の一部を見て、すぐに「方舟」を連想した。中に入り、宙に浮かぶ繭型の船は、滅びゆく地球を捨て、他の天体に新天地を求める「方舟」の一種とも、あるいは、未知の生命の卵を宿した繭とも思われる。
誰が乗っているかわからない宇宙船は、果たして新天地に着くことができるのであろうか。
あるいは、その繭の中の卵は果たして、漂着した陸地で生命誕生の呼び声を上げることができるのであろうか。
希望とは何か・・・・行く末の見えない不気味さが、この空間を満たしている。創作者は、「新しい光に向かって、未知の旅へ」と方舟に未来を託しているようだが。
(評抜粋 Raymond 2025)

小沢の作品がまとう赤い色彩は、種子が象徴する生命の姿と、私たちの存在そのものを乗せて漂う「方舟」の在り方を、同じ起源を持つものとして意識の中で結びつけ、空間の中に舟が浮遊して不可視の地へ進んでいくイメージを、私自身に感じとらせたのだと推測される。
(評抜粋 篠原誠司 足利市立美術館学芸員 2025)

過去から未来へと続く、時の流れを強く感じる、京都の地、そこに建つ1928 ビル、その中にある『同時代ギャラリー』。この空間こそ、私が創作する場所だと思っています。
(小沢智恵子)

小沢 智恵子
新潟県生まれ。幼い頃から弦巻松蔭に書を習い、それが美術全般に眼を開くきっかけとなる。マーク・ロスコの静謐な抽象絵画に衝撃を受け、美術を志す。2000年、英国に留学。2004年、上野の森美術館大賞展入選(絵画)。絵画と羊毛を使った立体アートを制作している。2003年、埼玉から足利に移住。埼玉で始まった『CON展』は18年継続し、会場が足利に移って5年、古民家を会場にしたアートイベントとして定着し、毎年出品している。

テキスタイル作品制作のコンセプト
イメージは日本の古い色の再現。森のような生命の世界を思い、抽象画を描くように制作しています。フェルトは人類が作った生地で一番古い歴史をもつものです。保温性、弾力性に富み、繊細に絡み合う独自の手触りは手仕事ならではの醍醐味を感じます。羊毛をシルクと組み合わせて作ったオリジナルのフェルト生地を、手染めで染め上げ、絵画のような表情と独特の透明感と軽やかさをもった布に仕立て、ショールやコスチュームなどのテキスタイル作品を創りました。