陰 森 凄 幽　　－インシンセイユウ－

樹木と樹木、その絡み合った姿は唯一無二である。
ときが止まったかのような深い静けさの中、長い時間を掛けて絡み合い、生存している。
そこからは力強い生命力のみならず、それぞれ特有の個性というものが伝わってくる。
それは人間同様、ひとつの型には決して収まらない存在であることに気付かされる。
そんな唯一無二な樹林の姿を表現した。

※「陰森凄幽」：樹木が鬱蒼（うっそう）と生い茂って薄暗く、ひどく静まり返っていること

京都市生まれ。
京都大学工学部建築学科を卒業後、大手住宅メーカーに勤務。その後、写真表現に魅了され、写真の道へ進む。
これまでに世界34カ国160ヶ所を巡り、各地の風景や文化、人々との交流を体感してきた。

2008年より、「旅」×「写真」×「仲間」をテーマに掲げた「amu design 写真教室」を開講
2018年に独立し、延べ2,000名を超える受講者を迎える人気教室へと発展

2021年、京都芸術大学写真コース卒業制作において受賞。京都現代写真作家展に入選
2022年、京都および滋賀にて個展を開催
2023年、KYOTOGRAPHIEと同時開催のKG+において個展『陰森凄幽Ⅲ』を開催。
2024年、京都にて個展『陰森凄幽Ⅳ』を開催する。

主宰する写真教室においては、毎年2回の海外撮影旅行を含め、国内外あわせて通算100回に迫る撮影旅行を企画・実施。近年では、フィンランド、香港・マカオ等での撮影旅行を行っている。