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第6回ジュネーヴ展 “COLLECTING TIME 2018”報告1

アーティスト・イン・レジデンス/京都&Genève 交換プロジェクト

第6回ジュネーヴ展 “COLLECTING TIME 2018”

 

昨年公募により決定した「第6回ジュネーヴ展 “COLLECTING TIME 2018”」の出展作家、鈴木紗也香・松田壯統の2名のレジデンスが8月初旬よりスタートしています。
2,3週間程の制作期間を経て、現在レジデンス会場であるEspace cheminée nord & Espace 27、Usine Kuglerにて展覧会“COLLECTING TIME 2018”が開催されています。
展覧会は8/31〜9/18までとなっています。

作家よりジュネーヴでの滞在についてレポートをいただきましたのでご紹介いたします。

 

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鈴木 紗也香/SUZUKI Sayaka

①「ジュネーブ到着〜オープニングパーティーまで」

ジュネーヴに到着した日は町最大の祭りがあり、滞在先クグラーのメンバーであるハリーさんが誘ってくれた。彼はプライベートシップを持っており、船の上でスイスワインやつまみを食べながら花火を見させてくれた。私にとって盛大なレジデンスの幕開けであった。

 

 

 

制作のプランとして、ジュネーヴに住む子供の部屋を取材させてもらうことが必要であった。事前に担当のアリアンさんが知り合いにアポを取っていてくれて取材はスムーズに行えた。その子(リア)は絵を描いたり何か作ったりするのが大好きで家には彼女のアート作品がたくさん飾ってあった。私はそれらをピックアップして自分の作品と絡めて展示する構想を練った。

 

↑部屋の取材をさせてもらったリアさん(右)

 

 

自分のスタジオでリアの作品インスタレーションに取りかかっていると、ある日知らない女の子が一人でやってきた。言葉が通じなかったがジェスチャー的に「私も描きたい」と言っているように思った。そして私がペインティングした黒い壁面に小さい花を描いてくれたのだ。(そして、描き終わったあとぎゅーっと抱きついてきた!)その後私がメルシーオヴァー!と言っても彼女は中々帰らない。昼ご飯の支度をしながらも様子を見に行ったら、私は黒壁面に使っていたマスキングテープや使用済みの壁紙の切り端などを隣の壁に貼っていたのだが、それらを橋や家、羊に見立てて彼女は絵を描いてくれた。私のゴミを彼女はアートにしてくれたのだ。やがてお母さんがやってきて、彼女は無事に帰っていった。

 

↑マスキングテープをアートに変えたサルマちゃん(左)

 

 

作品設置など色々な人が手伝ってくれて、無事展示が開始した。展示オープニングはたくさんの人が来てくれた。リアの家族も来てくれて私の作品を観てとても喜んでくれた。

 

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以上。展覧会終了後も、作家からのレポートをご紹介させて頂きます。