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第6回ジュネーヴ展 “COLLECTING TIME 2018”報告1

【アーティスト・イン・レジデンス/京都&Genève 交換プロジェクト
第6回ジュネーヴ展 “COLLECTING TIME 2018”】

 

出展作家、鈴木紗也香・松田壯統による展覧会“COLLECTING TIME 2018”は、9/18をもって無事に終了しました。
約1ヶ月半のレジデンスもまもなく終了します。

作家(松田壯統)より、第1回目「ジュネーブ到着〜オープニングパーティーまで」についてのレポートをいただきましたのでご紹介いたします。

 

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松田壯統/MATSUDA Masanori

作家ウェブサイト:http://masanorimatsuda.net/

 

①「ジュネーブ到着〜オープニングパーティーまで」

ジュネーヴに着き、さっそく市内や歴史地区、湖の上に浮かんでいる海水浴や、食事ができる場所までアリアンに案内してもらい、色々な場所にある湧き水の泉が気に入ったり(飲めるものにはマークが刻まれている)、街の空間をなんとなく体に刻み、2日目には1年に一回のジュネーブでの花火を、湖の上から見上げるように見る事ができました、贅沢な空間、、、そのボートの上に招待してくれたハリーはとても若い心をもっている人で、良い感じの間合いで助けてくれます。この川に挟まれたとても穏やかなクグラー、ここにスタジオに構えている人皆がここは特別な場所だといいます。それは穏やかなだけではなくて、空き家の占拠などをしていたスクワット文化の歴史や、その後色々な試行錯誤を経て、今ではジュネーブでの貴重な場所になっていると皆が認識しているからかもしれません。

 

↑水飲み場

 

↑湖の食堂

 

 

 

太陽の光による展示を考えていた私は、展示場所をよく観察し太陽が部屋の左から右にかけて移動する事に気づきます。屋根の上から光の点が見え、その後この左の壁の2つの枠が光始めます、これは朝8時33分。そうしているうちにも色々素材を手に入れるため、目の前の川沿いを歩いて川の合流地点にいってみたり、中央広場でやっている蚤の市は楽しくて何度も行きましたが制作に必要なものはみつけられず。2週間と少しの制作時間は早めのスケジュール決めが必要で、リサーチに時間をさいていると、すぐに1週間が立ってしまいました。そのうちにジュネーブに着いてすぐの花火の日が、母が亡くなって100日だった事が頭から離れず。それを機に、母と太陽を中心とした作品にしていく事に決まって行きます。

 

↑太陽の出た時

 

多国籍なジュネーブ、横の川縁に集まる人達や、このクグラーの人々もフランス語で色々な人種の人々とのコミュニケーションをしています。その中でも出会い頭のあいさつ、ボンジュール、ハロー、など人に出会う時のこんにちはに注目していると、100年前の日本のこんにちはには相手を太陽や太陽の子としてあいさつをしていた事がわかり作品のポイントになる予感がしたり、日本と違いツールなどの少なさに悩まされ出力のアイデアを日々変えながら、作品が構築されていきました。展覧会のオープニングの日、日本のこんにちはの歴史や亡くなった母の事、太陽の光の移動などのつながりを繰り返し多くの人に説明している私の姿は、ジュネーブの人の目にどう映ったのでしょうか。

 

↑クグラーカフェ

 

↑クグラー中庭

 

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以上。

次回は、第2回目「オープニングパーティー〜Collecting Time撤収まで」のレポートを掲載予定です。